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東洋医学科について

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当科は1984年に当時の第2内科に東洋医学部門として設立され、それ以降は大学病院という医療の最先端の中で鍼灸・漢方治療を実践してまいりました。専門診療科の医師や看護師をはじめとするメディカルスタッフとともに「医療連携」を実践するとともに、「東洋医学の科学化」を実現するために研究を実施することで、患者さんへ安心・安全で最適な医療を提供できるよう努力しております。

東洋医学科の3つの特長

漢方薬・鍼灸治療を研究し続けている
私たちだからこそできる
「科学的根拠に基づく東洋医学」

常に新しい情報にアップデートされていく医学ですが、伝統医学も例外ではありません。西洋医学同様、治療の有効性を日々検証していく必要があります。

私たち、漢方・鍼灸に携わるスタッフの使命のひとつに、毎日の東洋医学の診療で感じる疑問を、医学研究で究明していくことがあります。そのため、私たちは日々の臨床に加え、各々の専門分野を中心に研究を行っています。また、関連学会で研究報告を行い、その結果を医学論文にまとめ国内外に発信しています。

当科では、日本頭痛学会や日本神経治療学会、全日本鍼灸学会や日本東洋医学会など、専門医学会・鍼灸学会をリードするスタッフが対応いたします。
世界中に日々報告される医学の科学的な最新の知見を活用し、患者さんにとってより良い治療を提供します。

満足度・快適性の高い医療を提供

「漢方で私の症状は良くなるだろうか」「鍼でこの痛みは和らぐのだろうか」患者さんの中には、東洋医学に対して不安をお持ちの方もいらっしゃいます。
専門診療科で精査を重ねても症状の原因が判明していない方もいらっしゃいます。
中には、長年の治療にもかかわらず、お体の状態がわからず、この先のことがわからない以上、不安を抱くのも当たり前のことです。

そのような不安や疑問にお応えするよう、私たちは患者さんのお体の具合を詳細にお伺いし、東洋医学・西洋医学の両方の側面から包括的に把握させていただいた上で、治療計画をご説明し、患者さんに寄り添った治療を提供します。

大学病院内の専門診療科と連携

患者さんの中には、普段の症状とは異なる症状を感じ不安を抱いた経験のある方も少ないないと思います。
そのような時は是非私たちにご相談ください。私たちは当科開設当初から大学病院の各診療科と連携し、患者さんにとってベストな治療方法を提供するよう努めております。医療機関内で漢方・鍼灸治療を行なっている強みを活かし、症状に適した大学病院内の診療科へご紹介させていただきます。

また、患者さんの疾患・症状は東洋医学単独では期待すべき効果の得られない事もあります。その際は症状にあった大学院内の専門診療科へもご紹介させて頂き、他科とも連携してお体の調子を改善していきます。

東洋医学科の歴史

1984年
埼玉医科大学 第二内科東洋医学部門開設
1986年
埼玉医科大学 総合医療センター 外科にてはり外来開設
2000年
埼玉医科大学 総合医療センター 麻酔科ペインクリニックへはり外来移設
2002年
埼玉医科大学 東洋医学診療科
2004年
埼玉医科大学 かわごえクリニック東洋医学科開設
2009年
埼玉医科大学 東洋医学センターへ改称
2015年
埼玉医科大学 東洋医学科へ改称